MENU
  • 医療機関の方へ
はなせる薬局だより
  • 医療機関の方へ
はなせる薬局だより
  • 医療機関の方へ
  1. ホーム
  2. 処方薬
  3. 【薬剤師監修】補中益気湯(ツムラ41番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

【薬剤師監修】補中益気湯(ツムラ41番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

2026 8/25
処方薬
漢方薬
2026年8月25日
【薬剤師監修】補中益気湯(ツムラ41番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説



「体がだるくて疲れが抜けない」
「食欲がなく、元気が出ない日が続いている」

このように悩んでいる方に向けて、補中益気湯の特徴や期待できる効果について詳しく解説します。他にも、基本的な飲み方や副作用、注意点など、補中益気湯に関して知っておくべきことを分かりやすくまとめています。

疲れやすさ、食欲の低下、病後の体力低下などの症状で漢方薬の使用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んだ方に補中益気湯について知ってもらうことで、理解しながら最適な治療を選択するための一歩となれば幸いです。

監修者
木下 将吾のプロフィール写真

話せるメディカル株式会社 代表取締役|薬剤師

木下 将吾

6年制薬学部を卒業後、日本イーライリリー株式会社にて糖尿病・成長ホルモン領域のMRとして2年間従事。基礎インスリンから経口血糖降下薬まで幅広い製剤を担当し、多くの専門医とともに糖尿病治療を通じた患者貢献のあり方を検討。現在は、はなせる薬局の管理薬剤師・開設者として、医療機関連携を通じて患者さんへの貢献の幅を広げるべく活動している。

公開状態ではないブログパーツが呼び出されています。
目次

補中益気湯とは

補中益気湯とは

出典:ハル薬局

補中益気湯は、体力が低下して疲れやすい人や、食欲が落ちて元気が出にくい状態に用いられる漢方薬です。41番が振られています。

胃腸の働きを整えながら体力の回復を助ける目的で使われることが多く、倦怠感や食欲不振、病後の体力低下などの症状に対して処方される場合があります。

なお、補中益気湯は漢方薬のため、先発薬とジェネリック医薬品の区分がはっきりしておらず、複数の製薬会社から同じ処方名の医療用漢方製剤が販売されています。

はなせる薬局 薬剤師

服用する際は、医師や薬剤師の指示に従うことが大切です。

補中益気湯に期待できる効果

ここでは、補中益気湯に期待できる効果についてまとめています。

疲れやすさ・だるさを改善する

補中益気湯は、体力が低下して疲れやすい人や、だるさが続く状態に対して用いられることがある漢方薬です。漢方では、体のエネルギーと考えられる気が不足すると、倦怠感や疲労感が出やすくなると考えられています。

補中益気湯は胃腸の働きを整えながら気を補う作用があるとされ、慢性的な疲れやすさや元気が出にくい状態の改善を目的として処方されることがあるお薬です。

特に、体力が落ちている人や体が弱りやすい人に使われることが多く、日常生活で感じるだるさの軽減につながる可能性があります。

食欲不振や胃腸の弱りを整える

補中益気湯は、胃腸の働きが弱くなって食欲が落ちている状態にも用いられることがあるお薬です。

漢方では、胃腸は食べ物から栄養やエネルギーを作る重要な役割を持つと考えられており、この働きが低下すると食欲不振や体力低下につながるとされています。

補中益気湯には胃腸の機能を整える目的で使われる生薬が含まれており、食欲がわかない、食事量が減っているといった症状の改善を目指して処方されることがあります。

はなせる薬局 薬剤師

胃腸の働きを支えることで、体調全体の安定にもつながるでしょう。

体力低下時の回復をサポートする

補中益気湯は、病気のあとや手術後などで体力が落ちているときの回復をサポートする目的で使われることもあります。体力が低下した状態では、疲れやすさや食欲低下が続き、日常生活に影響が出る場合があります。

補中益気湯は体力を補う働きが期待される漢方薬として、回復期の体調管理に用いられることがあるものです。また、体が弱りやすい人や、体力の消耗が続いている人に対して処方されるケースもあります。

補中益気湯をAmazonで購入する

補中益気湯の基本的な飲み方

補中益気湯の基本的な飲み方について解説しています。よく読んで、正しく飲みましょう。

通常は1日3回に分けて、食前または食間に服用する

補中益気湯は、一般的に1日量を3回に分けて服用します。食前または食間に飲むのが基本とされています。

実際の服用量や回数は年齢や症状によって調整されることがあるため、医療機関で処方された場合は医師や薬剤師の指示に従って服用することが大切です。 

効果を感じるまでには数日〜数週間かかることがある

補中益気湯は、服用してすぐに強い効果が現れる薬ではなく、体調を整えながら徐々に症状の改善を目指す漢方薬です。

そのため、効果を感じるまでの期間は体質や症状によって異なります。数日で体調の変化を感じる人もいますが、症状によっては数週間ほど服用を続けて様子を見ることがあります。

一般用医薬品では、1か月程度服用しても症状が改善しない場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談することがすすめられているのです。

はなせる薬局 薬剤師

体調の変化を確認しながら、無理のない範囲で服用を続けることが大切です。

飲み忘れた場合はどうすればいい?

補中益気湯を飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を服用することが基本とされています。

ただし、次の服用時間が近い場合は忘れた分を飛ばし、次の決められた時間に1回分だけ服用します。2回分をまとめて飲むことは避けてください。

また、誤って多く服用してしまった場合や体調に異常を感じた場合は、医師や薬剤師に相談することが重要です。自己判断で服用方法を変更すると効果や安全性に影響する可能性があるため、基本的には処方された指示に従うようにしましょう。

公開状態ではないブログパーツが呼び出されています。

補中益気湯の副作用

ここでは、補中益気湯の副作用をまとめています。

生じる恐れがある副作用 症状の特徴
発疹 皮膚の赤み、かゆみ、蕁麻疹など
消化器症状 胃のムカつき、吐き気、軟便や下痢
間質性肺炎 息切れ、空咳、発熱などが急に現れることがある
黄疸 皮膚や白目が黄色くなる
ミオパチー 手足に力が入りにくくなる、筋肉痛、強い疲労感
偽アルドステロン症 手足や顔のむくみ、血圧上昇、体重増加、だるさなど

上記のような症状が現れた場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

補中益気湯に関する注意点

ここでは、補中益気湯に関する注意点について詳しく解説します。これから服用する方や気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

長期間の連続服用は医師・薬剤師に相談する

補中益気湯は体調を整える目的で用いられる漢方薬ですが、長期間続けて服用する場合は医師や薬剤師に相談することが大切です。

症状や体質によっては、別の治療が必要な可能性もあります。また、長く飲み続けることで副作用のリスクが高まる場合もあるため、一定期間服用しても症状が改善しないときには、医療機関へ相談することがすすめられています。

はなせる薬局 薬剤師

体調の変化を確認しながら、適切な期間で使用することが安全に服用するためのポイントです。

他の漢方薬と併用する場合は成分の重なりに注意

補中益気湯は複数の生薬を組み合わせて作られている漢方薬です。そのため、ほかの漢方薬と併用する場合には、生薬の成分が重なる可能性があります。

特に甘草を含む漢方薬を複数同時に服用すると、体内に取り込まれる量が増えるおそれがあります。甘草の摂取量が多くなると、偽アルドステロン症などの副作用につながる可能性が指摘されています。

市販の漢方薬やサプリメントを含めて複数の製品を使用する場合は、自己判断で組み合わせず、医師や薬剤師に確認してから服用することが大切です。

妊娠中・授乳中の服用は事前に相談する

漢方薬は比較的穏やかな作用と考えられることがありますが、すべての人に安全とは限りません。

妊娠中は体調や体質が変化しやすく、服用する薬の種類や量に注意が必要です。また、授乳中は成分が母乳へ移行する可能性も考えられます。

安全に使用するためには、自己判断で服用を始めるのではなく、現在の体調や状況を伝えたうえで医師や薬剤師の指示を受けることが重要です。

効果が感じられない場合は自己判断で増量しない

補中益気湯を服用してもすぐに効果を感じられない場合がありますが、自己判断で服用量を増やすことは避けてください。漢方薬であっても決められた用量があり、過量に服用すると副作用が起こる可能性があります。

また、症状が改善しない場合は、体質に合っていない可能性や別の原因があることも考えられます。

はなせる薬局 薬剤師

そのようなときは無理に服用を続けるのではなく、医師や薬剤師に相談することが大切です。

高血圧・心臓病・腎臓病がある人は注意が必要

高血圧や心臓病、腎臓病などの持病がある人は、補中益気湯の服用に注意が必要です。補中益気湯には甘草が含まれており、体質や服用状況によっては偽アルドステロン症と呼ばれる副作用が起こることがあります。

この副作用では、血圧の上昇やむくみ、低カリウム血症などがみられる場合があります。特に持病がある人や複数の薬を服用している人は、体への影響を確認することが重要です。

服用を検討している場合は、事前に医師や薬剤師へ相談し、安全に使用できるか確認しておきましょう。

補中益気湯の服用を避けるべき人の特徴

補中益気湯は体力低下や疲れやすさなどに用いられる漢方薬ですが、体質や持病によっては服用を避けたほうがよい場合があります。

特に次のような人は、自己判断で服用せず医師や薬剤師に相談することがすすめられます。

・補中益気湯に含まれる生薬でアレルギー症状を起こしたことがある人
・体力が十分にある人や体質が合わない可能性がある人
・高血圧、心臓病、腎臓病などの持病がある人
・他の漢方薬を服用している人
・妊娠中・授乳中の人

上記に該当する方や、当てはまるか迷う方は、自己判断をするのではなく医師や薬剤師に相談してくださいね。

補中益気湯に関するよくある質問

補中益気湯に関するよくある質問に回答します。患者様から寄せられることの多い質問を選んでいるので、ぜひ読んでみてくださいね。

補中益気湯は眠くなりますか?

補中益気湯は体力低下や食欲不振などの改善を目的として使われる漢方薬であり、睡眠作用を目的とした薬ではありません。

ただし、体質や体調によっては服用後に体の変化を感じることがあります。

はなせる薬局 薬剤師

もし服用後に強い眠気や体調の変化を感じたら、自己判断で飲み続けるのではなく医師や薬剤師に相談することが大切です。

補中益気湯は高齢者でも使えますか?

補中益気湯は、体力が低下している人や疲れやすい人に用いられることが多く、高齢者にも処方されることがあります。特に食欲低下や倦怠感、病後の体力低下などがみられる場合に使用されることがあります。

ただし、高齢者は複数の病気を抱えていたり、ほかの薬を服用していたりすることも少なくありません。

そのため、服用する際は医師や薬剤師の判断に基づいて使用することが大切です。自己判断で市販薬を長期間服用するのではなく、体調の変化を確認しながら適切に使用することが安全な服用につながります。

補中益気湯はどのくらいの期間飲み続けますか?

補中益気湯を服用する期間は、症状や体質によって異なります。体調を整えることを目的とした漢方薬のため、数日で変化を感じる場合もあれば、一定期間継続して様子を見ることもあるのです。

一般用医薬品として使用する場合は、しばらく服用しても症状が改善しないときは医師や薬剤師へ相談することがすすめられています。

医療機関で処方されている場合は、症状の経過を見ながら服用期間が調整されることがあります。

まとめ|補中益気湯について正しく理解しよう

補中益気湯は、体力が低下して疲れやすい人や、食欲が落ちて元気が出にくい状態に用いられる漢方薬です。

胃腸の働きを整えながら体力の回復を助けることを目的として処方されることがあり、倦怠感や食欲不振、病後の体力低下などの症状に使われる場合があります。

比較的広く使用されている漢方薬ですが、体質や持病、併用している薬によっては注意が必要なこともあります。服用中に体調の変化を感じた場合は、自己判断で続けるのではなく医師や薬剤師に相談することが大切です。

本記事の内容が、つらい症状を和らげる一助になれば幸いです。

公開状態ではないブログパーツが呼び出されています。

参考
補中益気湯添付文書
補中益気湯お薬のしおり

はなせる薬局オンライン|スマホで完結。処方せん受付から服薬フォローまで

関連記事

▼ 【薬剤師監修】牛車腎気丸(ツムラ107番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

「牛車腎気丸(107番)とはどんな漢方薬か、期待できる効果や基本の飲み方をわかりやすく解説します。」

▼ 【薬剤師監修】六君子湯(ツムラ43番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

「六君子湯の効果や飲み方、副作用について薬剤師が解説します。」

▼ 【薬剤師監修】柴胡加竜骨牡蛎湯(ツムラ12番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

「柴胡加竜骨牡蛎湯(ツムラ12番)の効果と飲み方を薬剤師が解説。」

▼ 【薬剤師監修】五苓散(ツムラ17番)とは?期待できる効果や基本の飲み方、副作用を解説

「五苓散(ツムラ17番)の効果と飲み方を薬剤師が解説。」


処方薬
漢方薬
気に入ったらシェア!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
人気のタグ
ADHD治療薬 OTC PMS おすすめ お薬手帳 オンライン服薬指導 オンライン薬局 オンライン診療 モバイルオーダー リフィル処方箋 事前送信 便秘 保険適用 内科薬 再発行 処方箋 処方薬 吐き気止め 向精神薬 市販薬 待ち時間 抗うつ薬 抗不安薬 抗精神病薬 有効期限 服薬 漢方 漢方薬 生理前 生理痛 痛み止め 相互作用 睡眠薬 第1類医薬品 自由診療 薬の受け取り 薬代 薬局 調剤 調剤報酬 調剤薬局 郵送 鎮痛薬 電子処方箋 飲み合わせ
人気記事
  • 【薬剤師監修】レキサルティは何の薬?効果が出るまでの目安、副作用、飲み合わせ、離脱症状まで解説
    【薬剤師監修】レキサルティの効果はいつから?離脱症状・やめ方
    2026年4月10日
    処方薬
  • 【薬剤師監修】クエチアピン(セロクエル・ビプレッソ)とはどんな薬?期待できる効果や副作用を解説
    【薬剤師監修】クエチアピン(セロクエル・ビプレッソ)とはどんな薬?期待できる効果や副作用を解説
    2026年6月22日
    処方薬
  • 【薬剤師監修】抑肝散(ツムラ54番)の効果|飲み続けた結果と寝る前服用
    【薬剤師監修】抑肝散(ツムラ54番)の効果|飲み続けた結果と寝る前服用
    2026年4月21日
    処方薬
  • 【薬剤師監修】アルプラゾラムとは?太る噂・運転の注意・効果を解説
    【薬剤師監修】アルプラゾラムは太る?寝る前の飲み方・副作用
    2026年6月22日
    処方薬
  • 【薬剤師監修】クービビック(ダリドレキサント)の効果や副作用は?基本の飲み方・注意点・よくある質問を解説
    【薬剤師監修】クービビックは半錠にできる?お酒と効かない時の注意
    2026年4月21日
    処方薬
すべてのカテゴリー
  • お薬
  • クリニック・受診
  • 処方箋
  • 処方薬
  • 市販薬
  • 服薬指導
  • 漢方
  • 病気との付き合い方
  • 薬局
  • プライバシーポリシー
  • 会社概要・編集ポリシー・著者情報

© 2026 話せるメディカル inc.

目次
オンライン薬局を使う