リフィル処方箋で90日分の薬をまとめてもらえるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。そもそもリフィルと90日処方は同じものなのか、上限はどれくらいなのか、不安に感じることもあると思います。この記事では、リフィル処方箋と90日処方の関係や仕組み、注意点をやさしく整理して解説します。この記事を読んだ方にリフィル処方箋の90日処方について知ってもらうことで、安心して処方箋を活用するための一歩となれば幸いです。
リフィル処方箋で90日処方はできる?

リフィル処方箋とは、一定期間内であれば繰り返し使える処方箋のことです。1回あたりの日数や合計日数は医師の判断で決まるため、90日処方が必ずできるとは限りません。
リフィル処方箋の基本的な仕組み
リフィル処方箋は、症状が安定している方が同じ薬を続けるときに使える仕組みです。1枚の処方箋で最大3回まで繰り返し薬を受け取れる点が特徴になります。2022年の診療報酬改定で新しく導入された制度で、少しずつ利用が広がってきました。
リフィル処方箋を使うと、毎回受診しなくても薬局で薬を受け取れるようになります。通院の負担が軽くなり、時間や費用の面でのメリットが期待できます。仕事や家事で忙しい方や、通院に時間がかかる方にとって助けになることがあります。ただし利用できるかどうかは医師が判断します。
厚生労働省(厚生労働省)の資料でも、リフィル処方箋は症状が安定した患者を対象とすると示されています。つまり、治療を始めたばかりの段階では対象になりにくい仕組みだと考えられます。
90日処方とリフィルは別の考え方
90日処方とは、1回の処方で90日分の薬をまとめて出すことを指します。リフィル処方箋の仕組みとは別の考え方であるため、両者を混同しないようにしましょう。
リフィル処方箋は1回あたりの日数を分けて、それを繰り返す仕組みです。そのため、1回あたり30日分を3回繰り返せば、合計で90日分になる形もあり得ます。同じ90日分でも、一度に受け取るか分けて受け取るかという違いがあります。
どちらが適しているかは、薬の種類や体調の状態によって変わります。定期的に確認しながら進めたい方はリフィルが向くこともあります。気になる場合は主治医や薬剤師にご相談ください。
「リフィル処方箋の受け取り方にお悩みの方は、ぜひもらい方の解説もご確認ください。」
90日分をまとめてもらう2つのパターン

90日分の薬を受け取る方法には、大きく分けて2つの考え方があります。1回で90日分を出す長期処方と、リフィル処方箋で分けて繰り返す方法です。それぞれに良さと気をつけたい点があるため、順番に見ていきましょう。
1回で90日分を出す長期処方
長期処方は、1枚の処方箋で90日分の薬をまとめて受け取る方法です。体調が安定していて、副作用の心配が少ない薬の場合に検討されることがあります。生活習慣に関わる薬など、長く続ける薬で選ばれることが多い方法です。
一度に多くの薬を受け取れるため、受診や薬局に行く回数を減らせるメリットが期待できます。ただし途中で体調が変わったときの確認が難しくなる面もあります。次の受診まで間があくため、自分での体調管理も大切になります。
薬によっては長期処方に向かないものもあります。眠りやすい成分を含む薬など、慎重な管理が必要な薬は日数が限られることもあります。処方日数の判断は医師が行うため、希望がある場合は診察の際に相談してみましょう。
リフィルで分けて繰り返す方法
リフィル処方箋を使う方法では、1回あたりの日数を医師が決めます。たとえば30日分を3回繰り返す形にすれば、合計で90日分に近い受け取り方も考えられます。1回ごとに薬局を訪れるので、こまめに状態を見てもらえる形になります。
| 方法 | 受け取り方の例 |
| 長期処方 | 1回で90日分をまとめて受け取る |
| リフィル処方箋 | 30日分を3回に分けて繰り返し受け取る |
リフィルで分ける方法は、定期的に薬局で状態を確認してもらえる点が特徴です。薬剤師が体調の変化に気づきやすく、安心につながる場合があります。薬の残りや飲み方の相談もしやすくなります。
はなせる薬局 薬剤師どちらの方法が合うかは体調や薬によって異なります。不安なときは主治医や薬剤師にご相談ください。
リフィル処方箋の回数と日数の上限


リフィル処方箋は、1枚で最大3回まで繰り返し使える仕組みです。1回あたりの日数や合計日数は、薬の種類や体調に応じて医師が判断します。回数と日数の考え方を知っておくと、受け取りの計画も立てやすくなります。
使える回数は最大3回まで
リフィル処方箋の繰り返し回数は最大3回までと定められています。1回目は通常の処方箋と同じように使い、2回目と3回目を繰り返して利用します。処方箋には、繰り返し使える回数があらかじめ記入されています。
各回に薬局へ行くたびに、薬剤師が体調や飲み方を確認します。気になる症状があれば、その場で相談できる点が安心につながります。必要と判断されたときは受診をすすめられることもあります。無理に3回すべてを使い切る必要はなく、途中で受診に切り替えることもできます。
投薬できない薬もある
すべての薬がリフィル処方箋で受け取れるわけではありません。新しく飲み始めた薬や、慎重な管理が必要な薬は対象外になることがあります。
たとえば依存に注意が必要な薬や、湿布薬などの一部の外用薬は対象外とされています。PMDA(医薬品医療機器総合機構)などでも、薬の安全な使い方に関する情報が提供されています。薬ごとの取り扱いは専門家に確認すると安心です。
自分の薬がリフィルの対象になるかどうか気になる場合は、薬剤師に確認してみましょう。薬局によっては、はなせる薬局オンラインのようなオンラインの相談も活用できます。対象かどうかを事前に知っておくと、診察のときに相談しやすくなります。
「リフィル処方箋の使える期間が気になる方は、ぜひ期限の解説もご確認ください。」
90日処方を受けるときの流れ


90日処方やリフィル処方箋を受けるときは、まず診察で医師の判断を受ける流れです。薬の受け取りは、いつもの薬局で行える点は変わりません。全体の流れを知っておくと、当日も落ち着いて相談できます。
診察で相談してから決まる
長い日数の処方を希望する場合は、診察のときに相談することが一般的です。体調が安定しているかどうかを医師が確認したうえで、処方の日数が決まります。血圧や検査の結果なども参考にしながら判断されることがあります。
リフィル処方箋を希望するときも、同じように診察で相談します。通院の負担を減らしたいという希望を、遠慮なく伝えて大丈夫です。医師と一緒に無理のない方法を考えていきましょう。希望が通らない場合でも、体調を大切にした判断だと受け止めると安心です。


薬局での受け取りと確認
処方箋を受け取ったら、薬局へ持参して薬をもらいます。リフィル処方箋の場合は、2回目と3回目も同じ薬局を利用すると管理がスムーズです。同じ薬局なら、これまでの体調の様子を踏まえた相談がしやすくなります。
薬局では、薬剤師が飲み方や体調を確認します。疑問があれば、その場で質問してみましょう。残った薬がある場合も、正直に伝えることが大切です。次回の受け取り日の目安も、あらかじめ確認しておくと安心です。
受け取りの時間が取りづらいときは、オンラインでの相談や配達を選べる場合もあります。自分に合った方法を薬局に相談してみましょう。
▼ 【薬剤師監修】いつもの薬をもらうだけの通院を時短する方法
「通院の負担を減らしたい方は、ぜひ通院を時短する方法もご確認ください。」
90日処方を利用するときの注意点


90日処方やリフィル処方箋は便利ですが、いくつか気をつけたい点があります。体調の変化や薬の管理について、あらかじめ知っておくと安心です。長い日数だからこそ、日々の小さな気づきが大切になります。
体調が変わったら早めに相談
長い日数の薬を受け取っていても、途中で体調が変わることがあります。気になる症状が出たときは、次の受け取りを待たずに相談することが大切です。
たとえば、いつもと違うだるさや発疹などがあれば、早めに相談してみましょう。自己判断で薬をやめたり量を変えたりすると、体調に影響が出るおそれがあります。迷ったときは、薬剤師や医師に声をかけてみましょう。
▼ 【薬剤師監修】薬は自己判断でやめていい?減薬と離脱症状の考え方
「薬をやめてよいか迷う方は、ぜひ減薬と離脱症状の考え方もご確認ください。」
薬の保管と飲み忘れに注意
90日分の薬を受け取ると、家に薬がたくさんある状態になります。湿気や直射日光を避けて、決められた場所に保管するようにしましょう。冷所保存が必要な薬は、指示に沿って正しく保管することが大切です。
日数が長いと、飲み忘れが起きやすくなることもあります。お薬手帳やアプリを活用すると、飲む量や残りを管理しやすくなります。曜日ごとに分けられるケースを使う方法もあります。自分に合った方法で続けていきましょう。



薬が余ってしまったり飲み忘れが続いたりするときは、薬剤師にご相談ください。
よくある質問
リフィル処方箋と90日処方について、よく寄せられる質問をまとめました。気になる点の解消に役立てば幸いです。
リフィル処方箋と90日処方の違いは?
リフィルは繰り返し使う仕組みで、90日処方は1回で90日分を出す方法です。考え方が異なります。
リフィル処方箋で90日分もらえる?
1回30日分を3回繰り返せば合計90日分に近づく場合があります。日数は医師が判断します。
リフィル処方箋の回数の上限は?
1枚の処方箋で最大3回まで繰り返し使えると定められています。
90日処方はどんな薬でもできる?
薬の種類や体調によって異なります。慎重な管理が必要な薬は対象外の場合があります。
リフィル処方箋は怖い仕組みなの?
毎回薬剤師が体調を確認するため、安心につながる面があります。不安な点は相談できます。
途中で体調が変わったらどうする?
次の受け取りを待たずに早めに薬剤師や医師に相談することが大切です。
まとめ
リフィル処方箋と90日処方は、どちらも通院の負担を減らせる仕組みですが、考え方は別ものです。リフィルは最大3回まで繰り返し使え、1回あたりの日数は医師が判断します。
90日分をまとめて受け取る長期処方と、分けて繰り返すリフィルには、それぞれの良さがあります。体調が変わったときは、早めに薬剤師や医師に相談することが安心につながります。自分に合った方法を一緒に見つけていきましょう。


