処方箋はネットで送れるの?オンライン診療で出された処方箋はどう使うの?電子処方箋って何が違うの?と気になっていませんか。
この記事では、処方箋をネットで活用する方法や流れ、注意点をやさしく整理してお伝えします。この記事を読んだ方に処方箋とネットの関わりについて知ってもらうことで、安心して制度を活用するための一歩となれば幸いです。
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処方箋はネットで利用できる?基本の仕組み
近年は処方箋をネット経由でやり取りできる仕組みが広がってきました。オンライン診療で発行される処方箋や、電子処方箋といった新しい形があります。まずは全体像を確認していきましょう。
ネットを使った処方箋の活用方法は、主に「処方箋の画像を薬局へ事前送信する方法」と「電子処方箋を利用する方法」の2つに分けられます。それぞれ仕組みが少し違うため、順番に見ていくと理解しやすくなります。
処方箋とは何かを簡単におさらい
処方箋とは、医師がお薬の種類や量、飲み方などを記した書類のことを指します。これを薬局に提出することで、薬剤師がお薬を準備してくれる仕組みです。
処方箋の使用期間は、原則として交付日を含めて4日以内です。土日祝日も含まれるため、ネットで薬局に画像を送る場合も早めに手続きを進めましょう。なお、医師が処方箋に別途使用期間を記載している場合は、その期間まで有効です。
はなせる薬局 薬剤師期限内に薬局へ情報を届けることが大切だと覚えておきましょう。
ネットで処方箋を扱う2つの方法
1つ目は、紙の処方箋をスマートフォンで撮影し、薬局のアプリやサイトから画像を送る方法です。事前に送ることで、薬局での待ち時間を短くできる利点があります。お薬の受け取りは薬局窓口、または配送で対応してもらえる場合があります。
2つ目は、電子処方箋を利用する方法です。電子処方箋とは、紙ではなく電子データとして発行・管理される処方箋のことを指します。
電子処方箋の場合、マイナ保険証を使うと薬局の受付で電子処方箋を選択して調剤を受けられます。資格確認書などを使う場合は、処方内容控えやマイナポータルで確認できる引換番号を薬局に伝える流れになります。
どちらの方法も、対応している医療機関や薬局でのみ利用できます。利用前に対応状況を確認すると安心して進められます。
オンライン診療で出された処方箋の流れ
オンライン診療を受けると、医師から処方箋が発行されます。ネット完結のイメージがあっても、お薬を受け取るまでにはいくつかの手順があります。
ここでは、オンライン診療後に処方箋がどう扱われ、どのようにお薬が手元に届くのかを順を追って紹介します。


受診からお薬受け取りまでの基本ステップ
一般的な流れは、予約、ビデオ通話などでの診療、処方箋の発行、薬局への送付、お薬の受け取りという順番になります。処方箋は紙で郵送される場合と、FAXや電子データで薬局へ直接送られる場合があります。
希望する薬局を診療時に伝えておくと、医療機関がそこへ処方箋情報を送ってくれることが多いです。お薬は薬局窓口での受け取りのほか、自宅への配送に対応しているところもあります。
配送を利用する場合は、薬剤師による服薬指導を受けたうえで薬が発送されます。オンライン服薬指導は、スマートフォンやパソコンなどを使い、映像と音声で薬剤師とやり取りする方法です。対応方法は薬局によって異なるため、事前に確認しておきましょう。



外出が難しいときも安心してお薬を受け取れる仕組みとして広がっています。
▼オンライン薬局の使い方をもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。
オンライン薬局とは?利用の流れやメリット・デメリットを解説
処方箋の原本はどう扱われる?
オンライン診療で発行された紙の処方箋は、原則として医療機関から薬局へ直接郵送される運用が一般的です。患者の手元には原本が届かない場合も多くあります。
電子処方箋の場合は、患者が引換番号を受け取り、それを薬局へ伝えることで調剤につながります。紙のやり取りが不要になるため、よりスムーズに進められる仕組みです。
原本の扱いに不安があるときは、診療時に医師や受付スタッフへ確認するとよいでしょう。薬局選びや配送方法の希望も、その際に伝えておくと安心です。



お薬の内容や受け取り方法に不安があるときは、医師や薬剤師に遠慮なく相談しましょう。
電子処方箋とは?紙の処方箋との違い
電子処方箋は2023年1月から本格運用が始まった、比較的新しい仕組みです。紙の処方箋との違いを知っておくと、安心して利用しやすくなります。
電子処方箋について(厚生労働省)では、制度の概要や対応医療機関の検索方法が紹介されています。利用前に確認しておくとよいでしょう。
電子処方箋のメリット
電子処方箋の大きな特長は、複数の医療機関や薬局でお薬情報を共有できる点です。これにより、飲み合わせのチェックがしやすくなります。
また、紙の処方箋を持ち歩く必要がないため、紛失の心配が少なくなります。受け取り忘れや汚れ・破れによるトラブルを防げる利点があります。
マイナ保険証または資格確認書などを利用して、医療機関と薬局で必要な資格確認を行います。マイナ保険証を利用できない場合は、資格確認書を提示することで、これまでと同じように保険診療を受けられます。
利用するために必要な準備
電子処方箋を利用するには、対応している医療機関と薬局を選ぶ必要があります。対応施設は厚生労働省のサイトから検索できます。
受診時には、マイナンバーカードまたは健康保険証を提示します。発行された電子処方箋は引換番号として伝えられ、希望する薬局でその番号を提示する流れになります。
紙の控えを希望すると、参考用に「処方内容(控え)」を発行してもらえる場合があります。



番号を忘れたときの備えとして受け取っておくと安心です。
処方箋をネットで使うときの注意点
便利な仕組みである一方、ネットでの処方箋利用にはいくつか気をつけたい点があります。事前に知っておくことで、トラブルを避けながら安心して活用できます。


処方箋の有効期限に気をつける
処方箋には発行日を含めて4日間という有効期限があります。土日祝日も含まれるため、思っているより短く感じる方もいます。
ネットで薬局に画像を送る場合も、この期限内に手続きを進める必要があります。期限を過ぎると使用できなくなるため、早めに送信や予約を済ませるようにしましょう。
やむを得ず期限を過ぎてしまった場合は、医療機関へ再発行の相談をしてみてください。状況によっては再発行に対応してもらえる場合もあります。
個人情報の取り扱いと安全性
処方箋にはお名前や生年月日、お薬の情報など大切な個人情報が含まれています。画像を送る際は、公式アプリや信頼できる薬局のサービスを利用するようにしましょう。
SNSやメールでの送信は、情報漏えいの心配があるため避けたほうが安心です。アプリを使う際は、運営元や提供している薬局が明確かどうかを確認してから利用しましょう。



処方箋の画像送信は、薬局公式のサービスを通じて行うと安心ですよ。
処方箋なしで処方箋医薬品は購入できない
処方箋医薬品は、医師の診察を受けたうえで処方されるお薬です。国内の一般的なネット通販で、処方箋なしに処方箋医薬品を購入することはできません。
「処方箋なしで買える」とうたう海外サイトや個人輸入には、偽造品や品質に問題のある商品が含まれるリスクがあります。安心してお薬を使うためにも、医師の診察と薬剤師による服薬指導を受けるルートを利用しましょう。
処方箋ネット利用に関するよくある質問
処方箋をネットで活用するときに、多くの方が気になる点をまとめました。迷ったときの参考にしてみてください。
処方箋の画像送信と原本提出はどう違う?
薬局アプリなどで送る処方箋画像は、あくまで事前準備のためのものです。実際の調剤には、原則として原本の提出が必要になります。
画像を送っておくことで、薬局が事前にお薬を準備でき、受け取りまでの時間が短くなります。受け取りの際に原本を渡す流れが一般的です。
電子処方箋の場合は、原本のやり取りそのものが不要になります。番号と本人確認情報で完結する仕組みです。
お薬の宅配は誰でも利用できる?
お薬の配送は、対応している薬局であれば多くの方が利用できます。ただし、薬剤師による服薬指導を受けることが前提となります。
服薬指導は対面のほか、オンラインや電話でも実施できます。通院が難しい方や忙しい方にとって、自宅で受け取れる仕組みは大きな助けになります。
配送料や手数料は薬局によって異なるため、利用前に確認しておくと安心です。



保険適用の範囲についても、薬剤師に質問してみるとよいでしょう。
▼お薬との付き合い方に不安をお持ちの方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
精神科の受診から「自分らしい回復」へ。症状・薬とうまく付き合うための道しるべ
ネット経由でも保険は使える?
オンライン診療や電子処方箋を利用した調剤でも、保険診療として行われる場合は健康保険の対象になります。通常の対面診療と同じように、自己負担分を支払って利用できます。
ただし、診療内容やサービスによっては自由診療となる場合や、オンライン利用料・配送料などが別途かかる場合があります。受診前に料金体系を確認しておくと安心です。
まとめ
処方箋をネットで活用する方法には、薬局アプリでの画像送信、オンライン診療を通じた処方箋発行、電子処方箋の利用などがあります。それぞれに特長があり、生活スタイルに合わせて選ぶことができます。
利用の際は、有効期限や個人情報の扱い、対応している医療機関・薬局かどうかを確認しておくと安心です。わからない点は、医師や薬剤師に気軽に相談してみましょう。
便利な仕組みを上手に取り入れることで、通院やお薬の受け取りがぐっと楽になります。ご自身のペースで、無理なく医療と付き合っていけますように。
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