お腹の調子がすっきりしない、便秘と下痢を繰り返してしまう、そんな不調に悩んでいませんか。整腸剤は市販でも手軽に買えますが、種類が多くてどれを選べばよいか迷う方も多いと思います。この記事では、市販の整腸剤の選び方と、おすすめの商品をわかりやすくご紹介します。成分の違いや使い方の注意点もあわせてお伝えします。この記事を読んだ方に整腸剤について知ってもらうことで、自分に合った選択をするための参考になれば幸いです。
整腸剤の市販薬を選ぶポイント


整腸剤を選ぶときは、含まれる菌の種類や配合、飲みやすさなどに注目すると選びやすくなります。ここでは選び方の目安をお伝えします。
含まれる菌の種類で選ぶ
整腸剤には、乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌など、さまざまな善玉菌(腸内環境を整える働きをする菌)が使われています。
乳酸菌は小腸ではたらくことが多く、ビフィズス菌は主に大腸ではたらくとされています。酪酸菌は熱や酸に強く、生きたまま腸に届きやすいとされる菌です。複数の菌を組み合わせた製品もあり、幅広い腸のはたらきをサポートしてくれると考えられています。
自分の悩みに合わせて、どの菌が中心になっているかを確認してみるとよいでしょう。まずは飲みやすいものから試してみるのもひとつの方法です。
剤形や飲みやすさで選ぶ
整腸剤には、錠剤や散剤(粉薬)、細粒などいろいろな形があります。錠剤は持ち運びやすく、味を気にせず飲めるのが特徴です。散剤や細粒は水に溶かして飲めるものもあり、錠剤が苦手な方に向いています。
小さなお子さまと一緒に使いたい場合は、対象年齢や飲みやすさを確認しておくと安心です。毎日続けやすいかどうかも大切なポイントになります。
無理なく飲み続けられる剤形を選ぶと、生活に取り入れやすくなるでしょう。
家族で使えるかどうかで選ぶ
整腸剤には、大人だけが使えるものと、子どもから大人まで幅広く使えるものがあります。家族みんなで使いたい場合は、対象年齢の下限を確認しておくと安心です。
製品によっては生後3か月ごろから使えるものもあります。年齢によって飲む量が異なるため、パッケージや説明書をよく読むことが大切です。
誰が使うのかを考えて選ぶと、家庭に1つ常備しておくときにも役立つでしょう。
迷ったときは薬剤師に相談してみてください。
おすすめ整腸剤の市販薬7選


ここからは、ドラッグストアや薬局で買える整腸剤を7つご紹介します。それぞれの特徴を参考に選んでみてください。
ビオフェルミンS錠
- ビフィズス菌・フェーカリス菌・アシドフィルス菌の3種配合
- 整腸・軟便・便秘・腹部膨満感に対応
- 5歳以上から服用可、錠剤タイプ
販売価格・在庫はAmazonでご確認ください。
ビオフェルミンS錠は、ビフィズス菌、フェーカリス菌、アシドフィルス菌の3種類を配合した整腸薬です。整腸、軟便、便秘、腹部膨満感に効果があり、5歳以上から服用できます。
価格は48錠で550円、130錠で1,125円前後が目安です。錠剤タイプなので味を気にせず飲めます。飲み合わせが気になる場合は、購入前に薬剤師へ確認しておくと安心でしょう。
新ビオフェルミンS細粒
- ビフィズス菌+2種の乳酸菌を配合した細粒タイプ
- 生後3カ月の乳児から使用可能、家族で常備に最適
- 錠剤が苦手な方や小さなお子さまにも使いやすい
販売価格・在庫はAmazonでご確認ください。
新ビオフェルミンS細粒は、錠剤が苦手な方や小さなお子さまにも使いやすい細粒タイプの整腸剤です。ビフィズス菌と2種の乳酸菌が配合されており、腸内環境を整えるのを助けます。
生後3カ月の乳児から使えるため、家族で常備したい方にも向いています。価格は45gで1,100〜1,200円前後が目安です。乳幼児に使う場合は、年齢に応じた量を守り、心配なときは薬剤師や医師に相談してください。
ザ・ガードコーワ整腸錠α3プラス
ザ・ガードコーワ整腸錠α3プラスは、整腸作用に加えて胃の不快感にも配慮した製品です。納豆菌や乳酸菌、ビフィズス菌といった善玉菌に加え、胃の粘膜をいたわる成分などが配合されています。
お腹の張りだけでなく、胃もたれや飲みすぎが気になる方にも向いています。3種類の生菌が腸内バランスを整えるのを助けるとされています。価格は150錠で1500円前後が目安です。5歳以上から服用できますが、年齢により用量が異なります。
ワルファリンを服用している方、腎臓病や甲状腺機能障害の診断を受けている方は、購入前に医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
エビオス整腸薬
- 3種の乳酸菌+乾燥酵母+ビタミンB1・B2配合
- 乾燥酵母が乳酸菌の発育をサポート
- 5歳以上から服用可、成人1回6錠×1日3回
販売価格・在庫はAmazonでご確認ください。
エビオス整腸薬は、ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌の3種の乳酸菌に、乾燥酵母やビタミンB1・B2を配合した整腸薬です。整腸、便秘、腹部膨満感、軟便に効果があり、5歳以上から服用できます。
乾燥酵母が乳酸菌の発育を助けるため、乳酸菌だけでなく腸内環境を整えるサポート成分も取り入れたい方に向いています。
成人は1回6錠を1日3回服用するため、錠数の多さが気になる方は事前に確認しておきましょう。
出典:エビオス整腸薬 添付文書
ビオスリーHi錠
- 酪酸菌+乳酸菌+糖化菌の3種を配合
- 酪酸菌は熱や酸に強く生きたまま腸に届きやすい
- 5歳以上から服用可、整腸・便秘・軟便に対応
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ビオスリーHi錠は、酪酸菌、乳酸菌、糖化菌の3種類の菌を配合した整腸剤です。整腸、便秘、軟便、腹部膨満感に効果があり、5歳以上から服用できます。
酪酸菌は熱や酸に強く、生きたまま腸に届きやすい点が特徴です。小さなお子さまに使いたい場合は、対象年齢を確認し、必要に応じて薬剤師に相談しましょう。
新ラクトンプラスS錠
- ビフィズス菌・フェカリス菌・アシドフィルス菌の3種配合
- 整腸・軟便・便秘・腹部膨満感に対応
- 8歳以上から服用可、小児は保護者指導のもと使用
販売価格・在庫はAmazonでご確認ください。
新ラクトンプラスS錠は、ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌の3種の乳酸菌を配合した整腸薬です。
整腸、軟便、便秘、腹部膨満感に効果があり、8歳以上から服用できます。小児に使う場合は、保護者の指導監督のもと、年齢に応じた用量を守りましょう。
強力わかもと
- アスペルギルス・オリゼーNK菌+乳酸菌+乾燥酵母
- 消化・整腸・栄養補給をまとめてサポート
- 5歳以上から服用可、成人1回9錠×1日3回
販売価格・在庫はAmazonでご確認ください。
強力わかもとは、アスペルギルス・オリゼーNK菌培養末、乳酸菌培養末、乾燥酵母を配合した胃腸薬です。消化、整腸、栄養補給をまとめてサポートし、胃もたれや食欲不振、便秘、軟便、腹部膨満感などに用いられます。
5歳から服用できますが、成人は1回9錠を1日3回服用するため、錠数の多さが気になる方は確認しておくとよいでしょう。価格は300錠で1,300〜1,500円前後が目安です。
出典:強力わかもと 添付文書
整腸剤の市販薬を使う際の注意点

整腸剤は比較的穏やかにはたらく薬とされていますが、使うときにはいくつか気をつけたい点があります。まず、用法や用量を守ることが大切です。たくさん飲んだからといって、早く効くわけではありません。
また、しばらく使っても症状が改善しない場合や、便に血が混じる、激しい腹痛があるといった場合は、使用を続けずに医療機関を受診してください。副作用については、まれに発疹やかゆみなどが起こることがあります。
体に合わないと感じたときは使用をやめましょう。妊娠中や授乳中の方、持病があり薬を服用している方、高齢の方は、使う前に薬剤師や医師に相談すると安心です。小さなお子さまに使う場合は、対象年齢と量を必ず確認してください。
市販の整腸剤に関するよくある質問

整腸剤は毎日飲んでも大丈夫ですか
整腸剤は、用法・用量を守って継続できる製品が多いです。ただし、漫然と飲み続けるのは避けましょう。
製品によって目安は異なりますが、2週間から1カ月ほど服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止し、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。
整腸剤に依存性はありますか
整腸剤に含まれる乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌には、依存性はないと考えられています。腸のはたらきを無理に動かす薬ではなく、腸内環境を整えるのを助けるものだからです。
そのため、飲み続けてもやめられなくなるといった心配は少ないとされています。ただし、便秘薬など刺激の強い成分が入った薬とは種類が異なります。
市販薬を選ぶときは、それが整腸剤なのか便秘薬なのかを確認しておくと安心です。判断に迷うときは薬剤師にたずねてみてください。
ほかの薬と一緒に飲んでも問題ありませんか
整腸剤は比較的穏やかな薬ですが、飲み合わせに注意が必要な場合もあります。とくに抗生物質を服用している場合は、菌のはたらきに影響することがあるため、使用前には医師・薬剤師へ相談してください。
ほかにも持病の薬を服用している方は、念のため確認しておくと安心です。市販薬どうしを併用する場合も、同じような成分が重ならないよう注意してください。
飲み合わせが気になるときは、購入時に薬剤師へ相談してみることをおすすめします。
整腸剤と便秘薬はどう違いますか
整腸剤は、善玉菌を補って腸内環境を整えることを目的とした薬です。一方、便秘薬は腸を刺激したり便をやわらかくしたりして、便通をうながす薬です。
目的やはたらき方が異なります。便秘と下痢を繰り返す方や、お腹の調子を根本から整えたい方には整腸剤が向いていることが多いです。すぐに便通を得たい場合は便秘薬が使われることもあります。
どちらを選べばよいか迷うときは、症状を薬剤師に伝えて相談してみるとよいでしょう。
参考資料
- ビオフェルミンS錠 添付文書(大正製薬)
- 新ビオフェルミンS細粒 添付文書(大正製薬)
- ザ・ガードコーワ整腸錠α3プラス 添付文書(興和)
- エビオス整腸薬 添付文書(アサヒグループ食品)
- ビオスリーHi錠 添付文書(東亜薬品)
- 新ラクトンプラスS錠 添付文書(米田薬品)
- 強力わかもと 添付文書(わかもと製薬)
まとめ
整腸剤は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を補い、腸内環境を整えるのを助ける市販薬です。含まれる菌の種類や剤形、対象年齢などに違いがあるため、自分や家族の悩みに合わせて選ぶことが大切です。
使うときは用法や用量を守り、しばらく続けても改善しない場合や、便に血が混じるなどの症状があるときは医療機関を受診してください。
妊娠中や授乳中の方、持病のある方は、使う前に確認しておくと安心です。どの整腸剤を選べばよいか迷ったときは、遠慮なく薬剤師に相談してみてください。あなたに合った1つがきっと見つかるはずです。

